簿記三級合格までの勉強時間・使用テキスト・ネット試験の注意点

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先日、簿記三級(ネット試験)に合格することが出来ました。

この記事では私が簿記三級を合格するまでにあたり使用した教材や勉強時間、またネット試験の際の注意点を記載します

これから簿記三級を受験しようと考えている人にお勧めの記事です。

【使用教材】:「すっきりわかる 日商簿記3級」

TAC社が出版している「すっきりわかる 日商簿記3級」です。

私は簿記の「ボ」の字も知らない状態で挑んだのですが、このテキストはイラストが多いので、理解がしやすく、非常にサクサク進められました。

ただ、これに限らず簿記3級ならそこまでテキストに差はないと思いますので本屋で立ち読みしてみて自分のスタイルにあったテキストを選べばいいと思います。

なおTACのテキストを買うと、本番と全く同じような環境でネット試験を経験できるのでその点に関しては非常によかったなと思います。

また、テキストの読破後には過去問をやりました。同じTACが出している過去問集です。このテキストは過去問6回分+予想問題3回分が掲載されましたが、過去問6回分を解いた程度です。過去問はテキストの出版社とリンクしている可能性もあるので、テキストと出版社をそろえた方がいいと思います。

注意点としてはネット試験は統一試験(通常の筆記試験)と出題内容は一緒ですが、試験時間や設問数が異なります。(ページ下部の第三章にネット試験の情報をまとめています。)

 

【勉強時間・期間】:30時間程度・2週間

簿記の勉強を始めたのが2021年1月17日(日)でした。試験を受けたのが1/31(日)なのでピッタリ2週間ですね。

勉強時間は概算ですが30時間程度だと思います。毎日30分~2時間で試験前日は土曜日だったこともあり5~6時間の追い込みをしました。どんなに時間が取れない日も最低30分は勉強しました。

ペースとしては最初の1週間は毎日1時間、後半の1週間は毎日2時間程度でした。また、上記のテキストは全19章に分かれていましたが、その進捗具合は以下の状況でした。使用しているノートには必ず日付を書き込んでいますので正確です。

なお、進め方としてはテキストの章が終わるたびに問題を解くスタイルにしていました。またその日の勉強を始める前に、前日の学習内容を簡単に見直してました。

第1章~第14章   仕訳編:2021年1月17日~2021年1月20日

仕訳編はかなりサクサク進むと思います。完全に理解できなくても過去問を解くことで理解できるようになるので小さな引っ掛かりは無視してサクサク進めましょう!

 

第15章~第17章 帳簿編:2021年1月21日~2021年1月23日

帳簿編・決算編でちょっとつまずきました。サクサク感はなくなりなりましたね。

 

第18章~第19章 決算編:2021年1月24日~2021年1月26日

テキスト自体は1/23で終わっていたのですが、試算表、精算表の問題を解くのが初見だと非常に時間がかかったため、問題を解くだけで2日間要しました。試算表とかは気づいたら一時間経過してたりします。過去問を3回解くまでは一度も試算表や精算表の合計が借方・貸方欄で一致したことはなかったです(笑)

 

過去+予想問題 過去問編:2021年1月26日~2021年1月30日

1日1回分過去問を解いていました。間違えた箇所は解説とテキストでよく理解。

過去問を2回ほど解いたところで仕訳が全てだと悟りました。試算表・精算表は仕訳の延長に過ぎず、一度やり方をマスターしてしまえば本番でも満点が取れると思います。

本番のテストは仕訳45点、試算表・精算表が35点出題されますので、結局は仕訳が出来れば合格点に達します。

そのため3日目以降は過去問をすべて解くことはせずに試算表と精算表の問題は仕訳だけして終わりにしていました。試験前日は過去問2回分+TACのHPにある予想問題(ネット試験式)を解いていました。

【ネット試験の注意点】:持込はボールペンとA4x2枚のみ、狭い机上スペース等

ネット試験(CBT試験)時の注意点を記載しておきます。なお試験会場によっては多少違いはあるかもしれません。ちなみに私が受けたのは新宿のテストセンターです。

 

・統一試験との違い

試験元の商工会議所としてはネット試験は補助的なものと位置付けているようですが、資格としては何も変わりません。また、簿記3級、2級ともに試験範囲は変わりませんが出題形式と試験時間が現時点(2021年2月2日現在)では統一試験と大きく異なっています。

※次々回の統一試験から、統一試験はネット試験と同様の出題形式・試験時間になるようです。

ネット試験は試験時間が60分で試験問題の構成は以下となっています。仕訳と試算表・精算表で高得点を取れば合格できますね。

第1問:配点45点、仕訳問題

第2問:配点20点、勘定記入、補助簿、語句穴埋めなど

第3問:配点35点、試算表・精算表

商工会議所の注意事項にも必ず目を通しておきましょう。

 

・持ち込み可能なもの

→電卓のみです。筆記用具や飲み物も不可です。ハンカチ程度ならOKのようです。筆記具とA4の計算用紙は貸してくれるのですが、その筆記具がボールペンのSARASAでした。
もう一度言います。ボールペンです。間違えても消せません!!
ちょっとびっくりしましたので、ネット試験前提に過去問とく場合はボールペン縛りでもいいかもしれません。メモ用紙は足りなくなることはまずないと思いますが、使い切ったら補充可能とも言われました。
ちなみに私が使用した電卓は無印の電卓です。一級建築士の試験から愛用している電卓であり、多くのお店で使用されている電卓ですのでかなりお勧めです!

・机上スペース

→狭いです。キーボードをモニターにぶつかるまで机の奥にずらしても、A4の計算用紙は横向きにしか置けないです。普段縦向きで計算用紙を使用していましたが、本番は横向きで使用しました。
また、試験開始前に担当員から「机上に呼び出しボタンがあるので何かあったら呼んでください」と言われていたのですが、座席についたときにふと見ると、机上のボタンが配置されていませんでした。
試験担当員がたまたま部屋に来たからその旨を伝えて呼び出しボタンをもらいましたが、担当員が来なかったらどうしようもできないので、机に座ったらまずボタンがあるか確認することをお勧めします。「試験中は退出禁止」ってもろ書いてありますから、試験中に不具合が生じ、その時にボタンがないことが発覚したら焦りますよ。。。

・第3問のカンマエラー、打ち間違いについて

→第3問の試算表・精算表でカンマが自動入力されないエラーが時々生じるようです。試験開始前に試験担当員にも言われました。私はその事象は起きませんでしたが、起きた時に困るので、先述した呼び出しボタンの有無は必ず確認しておきましょう。なお、このエラーは点数が「0」になるようですので対応必須です。

また、ネット試験ならではの打ち間違いにも注意です。私は最後の5分で第1問を見直したのですが、2つも打ち間違えを発見しました。0が足りない打ち間違いと、「5」を打ったつもりがその隣の「6」を打ってました。会場のキーボードはキー同士の隙間がないタイプでしたので打ち間違いが生じる可能性は十分あると思います。

テキスト紹介でも述べましたが、本番のネット試験環境はTACのHPにある模擬試験とほぼ一緒だったので雰囲気を事前に味わっておくといいと思います。ちなみに私は試験前日に下記を受けてみたところ、64点で絶望しました。。

 

まとめ

簿記三級を合格するために使用した教材や勉強時間ですが、以下となりました。ちょっと継続すれば必ず取れる資格だと思うのでこれから受験する方は頑張ってください!!

使用教材     :すっきりわかる 日商簿記3級
勉強時間・期間  :30時間、2週間
ネット試験の注意点:筆記具はボールペン、呼び出しボタンの有無確認、計算用紙は横使い

 

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